今日は下北沢で曽我部恵一のライブイベント。下北沢に曽我部さんが住んでいるのは知ってたけど、カフェを経営してるというのは実はこのライブまで知らなかった。
「City Country City」と聞くとオザケンのライブビデオのタイトルを連想してしまうけど、よくある言い回しなのだろうか、とか考えながらお店に向かうとオープンが1時間遅れますとの張り紙。少人数のイベントだからこそのルーズさも丁度いい。
開場。今日のイベントは何人限定と決まってたのもあって本当に人が少ない。そして今日は1food付と告知があって勝手に「ミックスナッツ」とかかな、と思っていたらすごくちゃんとしたタコライスのお弁当が付いててテンション上がる。こういう丁寧で嬉しい運営ができるも少人数ならではなのかもしれない。会場のDJの選曲もとても心地よいし(「プカプカ」とか)、店長さんがきさくに話しかけてくれたりたりして、すごくゆったりした気分で過ごせた。
1時間くらいするとDJブースの前の少し広くなったところにマイクと譜面台を立てて曽我部さんが登場する。高円寺の純喫茶イベントの時もそうだったけど本当に目の前のゼロ距離で見られるのは贅沢だなと思う。
開演。曽我部さんのソロはベスト盤を聴いたくらいだったから知ってる曲は少なかったけど、やっぱりあの歌声は最高に心地よい。
01.Make Love 交響曲
MC。最近新アルバムのレコーディングしてるせいか声がかすれて、おじさんみたいな声になっちゃっているという話に。
そしてアルバムは発売も告知してるけどレコーディングが全然進んでないらしい。
02.街へ出ようよ
曽我部さんが明大前に住んでいた頃に作った曲。当時は改札を出たところに「新倉敷」という喫茶店があって、そこでは碁盤を貸してくれ長居ができたと。下北沢にも「トロワシャンブル」という好きな喫茶店があるけど、若いお客さんが増えて昔より混んできているとのこと。
03.blue
04.3月29日のバラード
05.There is no place like Tokyo Today!
店長さんのリクエスト曲。そしてタイトルの元ネタであるカーティスメイフィールドの「There is no place like America Today」は死ぬまでに一度は聴くべきアルバムだという話に。曽我部さんは原稿を依頼されることもあるからどこかでまとめて書こうと思い、死ぬまでに聴くべきアルバムを段ボール箱に入れることにした。するとこのアルバムはだいぶ溜まってきているけど一向に筆は進んでいない笑
06.女たち
曲の中に出てくる娘さんはもう4月で大学生になる。大学行かなくていいよと伝えていたけど結局行くんだなと。娘さんのエピソードを聞くと「あぁお父さんなんだなぁ」とほっこりする。
07.瞬間と永遠
激しいギターと足踏みの振動が伝わってくる。至近距離ならではの臨場感だ。
08.明かりを消したら
09.ベティ
最後は店の奥にあるピアノで一曲。お店を始める時に買い付けて、だいぶ調律が狂ってると言っていたけど、それでまた味が出ていたように思う。曽我部さんマイクなしで歌っていた気がするけどすごい声量と迫力だった。
ライブ終わり、連れに「天気の描写が多かったね」と言われる。最近、幸せに生きるためには「天気」が大事だなーと思っていたところだったので、そういうのも曽我部さんが好きな理由の一つなのかもなーと思ったりした。次は新生サニーデイのライブか、パンダ音楽祭か、たぶん少し先になるけどまたライブを観られるのが楽しみだ。