らいぶにっき

行ったライブの備忘録です。記憶を辿って書いてるので内容は正確ではないです。

2019.03.16 Alternative Tokyo@渋谷WWW/WWWX

フェスというものをどこか敬遠してしまうところがある。自分にとってライブは普段聞いている音楽を生で楽しむ場所という意味合いが強く、知らないアーティストの知らない曲をいきなり聴かされても正直困ってしまうのだ。昨年友人と行ったBAYCAMP神聖かまってちゃん大森靖子サニーデイ・サービスなど好きなアーティストが多く出ており非常に楽しかったが、見たいアーティストには友達を連れ回し、興味のない深夜の時間帯には疲れ果てて一人キャンプエリアで寝るという我儘を通してしまった。ただ今回は大好きな折坂悠太と、普段から曲を聴く曽我部さん、カネコアヤノ 、トリプルファイヤーが出るとあって参戦の意思は固かった。前回の教訓を活かして好きに回っても誰にも迷惑をかけないように一人で行くことにしたが。

大好きなアーティストの場合は開場時間ぴったりに着いて、整理番号が呼ばれるのを待ってなるべく早く入って、良い場所で見たい、と欲が働きまくるが、今日のような場合は顔が少し見えるくらいの位置で見られればいいや、と心に余裕がある。こういったガツガツしすぎないでさらっと楽しむ余裕が実は大事な気がしていて、これがフェスならではの楽しみ方なのかもしれないなと思う。開場から30分程経った頃にWWWに到着。リストバンドを付けて中に入るとエスニック系の香辛料の香りがする。ライブハウスのフードは美味しそうだけど一人の時にはあまり食べようという気にならない。

 

◼︎カネコアヤノ 

TLや雑誌などで名前をよく見かけ、昨年の終わりにSportifyで「祝祭」をダウンロードして聴いていたがライブを観るのは初めて。家の近くにある古書店を彼女のマネージャーが営んでいるとか、挫・人間の下川君の後輩?であるといった前情報もあって、いつかライブを見たいと思っていたので機会に恵まれたのはよかった。

最初の曲は「ごあいさつ」。正直、後に載せているセットリストを見るまで曲の名前は知らなかったが「祝祭」で聴き覚えのある曲。そして意外なのは感情の表現が自分が想像していた以上に豊かであること。カネコアヤノの声はJITTERIN'JINNに似ているなーというのが音源を聴いていての印象で、あっさりとサラリと歌うイメージがあったが、表情や歌い方を見ていると「情念系」という言葉の方がしっくりくる気がする。この雰囲気はとても好きだ。

また先にも書いたように普段の自分は聞き込んでいない知らない曲はあまり楽しめないのだが、カネコアヤノの場合は違った。特に「天使とスーパーカー」という曲は会場の空気を一気に変えるパワーがあって自然と身体がリズムを取ってしまう。この曲と似た雰囲気で演った「恋しい日々」も音源とはまた違う荒々しさがあって良かった。そしてこれは折坂悠太も同じだが、この人の声は、歌っているというより「楽器を奏でている」という表現が当てはまる気がする。言葉よりもまず心地の良い音として耳に入ってきて身体がスッと受け入れる感じがあるのだ。そして個人的に一番感動したのが「エメラルド」。フワフワとした優しい雰囲気とそれにぴったりの笑顔が最高で、多幸感に包まれた。

 

詳細なセットリストはTwitterに上げている方がいたので拝借させて頂きます。こうしてあげてくれる人がいるのは本当にありがたいなと思う。

 

◼︎折坂悠太

心の余裕が大事と書いたのに、好きなアーティストとなるとやはりガツガツしてしまい、裏のトリプルファイヤーを観るのを諦めて最前列で待機する。ただ、こうやって柔軟に動けば良い場所が確保できるのもフェスのいいところだ。(書いていて思ったがこれは全く柔軟な動き方ではない)。

暫くするとリハーサルが始まり折坂さんが出てくる。リハというのは面白いもので、最前列で見るほど楽しみにしているはずの人が目の前にいるのに、自分を含め観客みんなが何となく素知らぬ素振りをしている。こういうところに日本人の良さがあるのかも知れないが。ただ「風になりたい」を歌い出すと流石に知らんぷりに限界がきて聴き入ってしまう。更に次の「暗闇坂むささび変化」では、そんな心を見透かすように歌詞を即興で変えてこちらに語りかけてくる。「裏ではどなたがやるんでしょうか〜きっと素敵なアクトだと思うが、どうかそのままそこにいて帰らないで〜」といったような内容で笑いが起きる。

一度はけてから改めて本番。今日の折坂さんはいつもとは違いコートを着ている。そして一曲目は「揺れる」。この曲を聴くと、忘れていた色々なことを思い出す。折坂さんと同じくそもそも平成生まれの自分にはまだあまり実感が湧かないが、もう暫くすると「平成」という時に起きたことは全て、一つ前の時代の過去の話になっていくのだろうか、などと考える。

そして次は神保町視聴室でも聞いた新曲。「握る手の温かさ」というようなフレーズから始まったかと思う。素敵で印象的なメロディの部分があっていつかされるであろう音源のリリースが楽しみ。歌詞もじっくりと読みたい。

イ・ランさんがMCで折坂さんからメールが返ってこないという話をしたらしいのだが、その頃は鬱の期間でメールの返信が滞ってしまっていたとのこと。散らかっていた部屋を綺麗にしたら調子が戻ったが、今はまた沈んでいるらしい。自分もたまに鬱になるが本当に原因がよく分からず、駄目なのは分かっているのにどうにもならず焦燥していってしまう。でもそんな日々の中でも作曲活動を続けてくれるのはありがたいなと思う。

「平成」では今日の日付や渋谷の情景を歌詞に合わせて口上のように歌い上げる。そしてたぶん自分は平成の世でこの曲を生で聴くのが最後だということに気付き、一つの時代の終わりを改めて思い知らされる。「幸皆様に多くあれ」という言葉が嬉しかった。

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後に予定が控えていたので結局きちんと観られたのはこの二人だけだったが満足度はとても高かった。そして帰りに物販を覗いたらトリプルファイヤーの吉田くんが当然のように座ってグッズを売っている。そもそもライブを見てないし話しかけるのもなんか違うのでスルーしたが、こういう非日常的な体験が溢れているからライブって素晴らしいなと思うのである。

2019.02.16 折坂悠太/butaji@神保町視聴室

神保町に試聴室というのがあるのは前から知っていたが今までずっと行く機会がなく、訪れるのは今日が初めて。この辺りは慣れ親しんだ土地だけど、足を運んでみて、こんなところにライブハウスがあったのかと驚く。中に入ると本当に簡単な作りになってて、まさに「箱」という感じ。ただ、いい感じに高低差が付いていて後ろからでもステージは見やすい。そしてここは控え室が無いようで当然のように折坂さんが物販スペースにいてびっくりする。


『坂道』

『逢引』


「平成」の中でも「夜学」と並んで文学的で異彩を放つ大好きな曲だけど、初めて生で聴けた!ライブがCDの音源の完成度を悠々と超えてくるのも折坂悠太の魅力の一つだと思う。


MC。試聴室はライブを初めて二回目くらいで出て、それからも定期的に出演していたという話。折坂さん曰く、とても独特な音の響きがする箱らしい。そして編集ソフトでリバーブをかける時に特定のライブ会場の響き方がデフォルトで登録されていることがあり、試聴室も選択肢にあればいいのにと思うとのこと笑 butajiさんとは過去に何度もライブで一緒になってるけど、昨年の対談で初めてちゃんと話をした。その時は理由もなく気分が停滞してて、対談をするような気分じゃなかったけどbutajiさんと話してるうちに楽になったらしい。

 

数週間前にインフルエンザにかかって家から出られなくなって、日常の大切さを噛み締めた。次の曲はそんな普段続いている日常を思いながら作った新しい曲。


『(新曲)』


「湯気ひとすじ」とも通ずるところのあるような優しくて心地の良い曲。「ぽんぽんぽん」みたいな歌詞の部分が印象的だった。


『呼び名』


聴く度にまるで子守唄のような安堵感に包まれる曲。この幸せな気分のまま眠りにつきたいような気持ちにさせられる。


『平成』

『きゅびずむ』


久しぶりの曲を演りますといって「きゅびずむ」!!折坂さんの曲を聴き始めた頃に楽しげな雰囲気が気に入ってからずっと大好きな曲。いつか生で聴きたいと思ってたから本当に嬉しかった…!


『丑の刻ごうごう』


そして「きゅびずむ」からのこの流れは堪らない…。折坂さんの叫び声の聴き心地のよさ。

 

『少年(浅川マキカバー)』

(※追記:Twitterを見てたらどうやら浅川マキさんの曲らしく、やはりカバーだった!)


『さびしさ』


一曲(カバーかな?)挟んでから「さびしさ」。後のMCでも言ってたけど、折坂さんの作品の根底には「孤独」という大きなテーマがあるのだなとこの曲を聴きながら改めて思う。でも「孤独」とか「寂しさ」について歌う折坂さんが笑顔なのは素敵だ。


二月に行った沖縄では道に寝そべったり、座り込んで自問自答したりしている人を見た。沖縄ではゆっくりと時間が流れるというが本当にその通りで、でもそこにはやっぱり過去の辛い体験があって、、と言って多くを語らずに曲に移る。


安里屋ユンタ

『鳥』

『光』


アルバム「平成」のラストを飾るこの曲。今までのライブでは「さびしさ」がラストに来ることが多かったけど、この曲で終わるのもしっくりくる。独特なメロディと歌詞が心に残る。


休憩中に「あけぼの」のCDを購入し物販にいる折坂さんにちゃっかりサインをして貰う。Sportifyには歌詞が登録されてなかったから、大好きな「きゅびずむ」の歌詞がこれでやっと判明するのが嬉しい笑


続いてbutajiさんの出番。途中で話されていた曲のエピソードは特に自分と通ずるところがあって、またその体験をある種あっさりと話してしまうところにbutajiさんの優しい人柄が表れている気がした。そしてあの歌詞は心に響くものがあった。


アンコール。事前にも表明があったようにbutajiさんと一緒に折坂さんも登場。「歌手という職業の良いところは、普段は全く連絡を取り合わなくても親戚みたいにこうして会えるところですね」と折坂さんが言うんだけど、会ってなくてもネットニュースで折坂さんの動向を見ていたと言うbutajiさん笑 二人のMCは絶妙に噛み合わない部分があって、でもそのおかげで、とてもほのぼのとした時間が流れていたように思う。折坂さんが何となくツッコミ役に回っている感じだったのも良かったな。


『Letters(宇多田ヒカルカバー)』


大袈裟じゃなく、自分が今までに聴いたカバーの中で一番良かったんじゃないかと思った。原曲と同じなのは歌詞とメロディーだけで、そこに異なる歌い方とアレンジが足されると、こんなにも別の次元で曲が広がりを持っていくのかと心の底から驚く。そして二人の声のハーモニーは、ずっとこのユニットで活動してきたんじゃないかというくらい絶妙で素晴らしかった。普段のライブでは演らない曲、普段にはない組み合わせが偶発的に生まれるからツーマンはやはり良いなと思う。またいつかこの二人でライブをやって欲しい。

2019.01.27 折坂悠太@渋谷7thFLOOR

前回に続き今日も日曜日のお昼っていう最高の時間帯のライブ!O-nestには来たことあるけど一つ上の階の7th FLOORには初参戦だった。日中ということで陽の光が差し込む座席がとても心地よい。


時間になると折坂さんが登場。ステージに上がり深々とお辞儀するのがいつもとても印象的。そして「こんにちは」と言って少し黙る折坂さん。みんな「こんにちは」と返すべきか少し迷った感じになって笑いが起きる。

「今日は間違えずに言えました。いつも昼のライブでもこんばんはって言ってしまって突っ込みが入るので。」落ち着いた優しい話し方が良いなぁと思う。

 

『I Love You Porgy〜平成』


たぶんこれは自分にとっての「平成」という世のテーマソングになる気がする。どこか寂しくて、でも希望を孕んでいる感じで本当に好きだ。

 

『坂道』

『窓』


MC。尾島さんとは京都で初めて一緒になってからすぐに三鷹のおんがくのじかんで会ったり、今回も、ハンドメイドフェスに出てすぐに一緒になったりと、局地集中的に会うことが多いという話。

 

『丑の刻ごうごう』


とても身一つとギターだけの演奏とは信じられないような音と表現の広がりに驚く。曲に情景が付いてくるようでその素晴らしさに圧巻された…。


『あさま』


限りなく自然体に近い気がする曲。お昼の時間に聴くのが凄くしっくりくる。ゆったりと座って見られているのもあって、自分が喧騒の街渋谷にいることを忘れる。


『よるべ』

『さびしさ』

『道』


続いて尾島さんの出番に。尾島さんは全くの初見だったのだけど、楽器のような歌声が心地よい。『悪い子供 いい大人』という曲が心に刺さってくるようですごく良かった。


アンコール


折坂さんを迎え入れてのアンコール!今日は二人が共通して好きな歌手、友川カズキさんのカバーをやるという宣言。二人とも共演したことがあり、誤解を恐れずに言うなら「面白おじさん」笑。今日は尾島さんもカバーしている曲をやりますとのこと。


『夢のラップもういっちょ(友川カズキ)』


折坂さんと尾島さん、二人の雰囲気はすごく似ているなーと思って観ていたのだけど、アンコールでは二人の歌い方の違いがはっきり出ていて、そのコントラストが最高だった…!!


終演後しばらくすると物販に折坂さんが出てきて、前回と同様サイン会に移行する。この状況を折坂さんが良しとしてるのかは気になるところだけど、、笑

持っていなかった馬市のLPにサインをお願いすると「お名前は?」と聞いてくれて、自分の名前を書いてもらえた…!最高に幸せな週末になりました。

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2019.01.13 折坂悠太@東京ビッグサイト

東京ビッグサイトは数年前に就活の合同説明会で行ったきりだったけど、今日も就活イベントをやっているらしく、駅前で「大学生ですかー」と話しかけられた笑

今日のライブはハンドメイドフェスという販売会の一角にステージが設営されていて、ステージの近くに座って見るというのが新鮮だった。自分も座って待っていると間もなく折坂さんが登場。

 

ロックンロール(くるり)

安いバーボン(松井文)

 

「リハーサルです」と言ってこの二曲を弾き語り。歌いながら合間に「声の返しもう少し小さくして下さい」と指示を出すんだけど、普段の声と歌声とのギャップに驚く笑 そして、くるりの岸田さんと喫茶店で偶然会ったというエピソード。

 

1.坂道

2.旋毛からつま先

 

折坂さんはハンドメイドフェスも東京ビッグサイトに来るのも初めてとのこと。「ビックサイトは神殿みたいですごい。モノ作りをする人はみんなそれぞれ自分の宇宙を持っていると思っているから、今日はその宇宙がこの神殿に集まっている」というお話。表現が素敵だなーと思う。

 

3.呼び名

 

今日のライブは日曜日の14時過ぎっていう素晴らしい時間帯。折坂さんの微睡みを誘うような歌声が心地良い。

 

4.轍

 

ラジカセのザッピングの音を響かせながらアカペラで轍。民族的な曲調とラジオのザッピングの組み合わせが面白かった。

 

5.道

6.鳥

7.安里屋ユンタ

 

沖縄民謡を歌ってるのに沖縄に行ったことがなかったけど二月に行くことになっているという話。そして昨年、投げ銭ツアーというものをやって各地を回る中でモノを作る人に沢山あって勇気をもらった。そこであった人を想いながら作ったのが「さびしさ」

 

8.さびしさ

 

終演後にグッズの販売とミニサイン会があり折坂さんと少しだけお話ができて感激!!次回のライブも楽しみだー!!

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2019.01.12 戸川純avecおおくぼけい@新宿文化センター

新年一発目のライブは戸川純avecおおくぼけい!

新宿は純ちゃんのホームグラウンドだけど、ロフト以外の場所で見るのは初めてで、ホールというのが「ライブ」ではなく「コンサート」といった感じでいつもとは少し違う雰囲気。開演時間の19時になる少し前にブザーが鳴るのにもワクワクする。

 

幕が開いてスクリーンに真珠子さんの絵が映し出されるとおおくぼさんが登場。

スクリーンの映像とリンクするようにおおくぼさんのソロのピアノ演奏、そして純ちゃんの絵が映るとハートのサングラスをかけた純ちゃん登場。

 

『蛹化の女』

 

一曲目が蛹化の女っていうのは普段のライブではないからすごく新鮮で良かった。数ヶ月ぶりの純ちゃんの声が沁みる。

 

『諦念プシガンガ』

 

このままだと暗いユニットと思われるということでMCを挟む純ちゃん。新宿でおおくぼさんと演るのは初めてで、普段は南青山を拠点にしているという話。そして譜面台に新宿区のマークが付いていることに気付く。デザインがアレンジされているけど、すぐにマークに気づいたのは勿論純ちゃんが新宿で育ったから。「この譜面台も新宿区に住んでる方の血税で、、笑」

 

『王様の牢屋』

愛の讃歌

 

歌い終えて声が上ずったと純ちゃんは言ってたけど、今日も本当に素晴らしかった。。そしてCDも勿論良いんだけど、やっぱり生の迫力は段違いだと改めて思う…!

 

愛の讃歌はライブで一度だけ歌うつもりが、出来に納得できずに定番化したと話しつつ、「次の曲はおおくぼさんのピアノが軽快」と連呼する純ちゃん。

 

『サントワマミー』

 

「あんまり軽快って言うからどう軽快にしようか悩みました笑」

「あ、逆にプレッシャーになっちゃった、、?ごめんなさい!」

←この謝り方が、純ちゃんがライオンのごきげんように出た時の谷隼人さんとの掛け合いとそっくりで一人でホクホクしてた(マニアック過ぎる)

 

今日はセトリがバラバラ、良く言うとバラエティに富んでいる。「おおくぼさんがどんどん曲順を提案してくれてその時はうんって言ってるはずなんだけど、それにしても、、笑」

「僕も今見てバラバラすぎるなって思いました笑」

 

『肉屋のように』

 

MC。開演前、ロビーを通った時に純ちゃんより少し年下かなって感じの男性に「頑張ってください」と話しかけられた。その人は息子さんと来ていたようで、近くにいた男の子を呼び寄せて挨拶させてたらしい。そして、お子さんを連れてきていると言うことは、このユニットは他と比べても教育上問題ないんじゃないかという持論を展開する純ちゃん笑

 

「ただ肉屋のようにだけはダメだよね」

「他にも二部とかで危ないやつありません?これもまぁ一種の教育ですね。」

「次の曲は歌詞にお父様が出てきます。親父の足跡懐かしや笑」

 

『バージンブルース』

 

休憩

 

クレオパトラの涙』

 

告知。3月のバースデイをやるいつものバンドは正直ほぼヤプーズで、純ちゃんが立ってる時間はもうヤプーズ。そして腰が治ったら本格的にヤプーズとして「昆虫軍」から始まるようなライブをやりたいとの言葉が!!!昆虫軍はアツすぎるよ!!

あと物販で純ちゃんのサイン入りのピーポー&メーを販売しているという話。二冊くらいだけサインを書き損じたようで「ごめんなさい」と書いてあるのが混じっているらしい笑

そして「おおくぼさんから素晴らしい告知の時間です!」とやけに煽る純ちゃん笑 チェキを魔除けにして下さいっていう話が面白かったw

来月のサラヴァ東京のライブではフレンチポップや英詞の曲を多めに演る予定。純ちゃんはフランス語も英語も苦手だけど、大学は英米文学科で第二外国語はフランス語だと自虐的に話してた。

純ちゃんはそういうけど「ラジオのように」とか「アイドルを探せ」とか最高にカッコいいけどな!

 

玉姫様

 

ピアノアレンジがすごく面白くて終わりのとことか最高だった!!当然キンコンカンとかはないけど、大人しい玉姫様も良いなーと思う。

 

このユニットでは冬には「降誕節」、初夏には「夏は来ぬ」など季節の曲をやっているが、今の時期にも歌えるお正月の曲が思いつかず、唱歌の富士山をやることに。

 

『富士山』

 

「この曲の後にこれっていうのは順番が笑」

 

『ヒステリヤ』

『本能の少女』

プリシラ

 

アンコール

 

プリシラの歌詞は元々「銀狐のコートを着せて」としていたのを、純ちゃんが昨今の動物愛護ブームを考慮して、レコーディング前に変更したらしい笑

 

このユニットは台詞が出てくる曲が多いという話から、プリシラの台詞部分はレコーディングでも一番時間をかけたという話題に。最初は今よりも暗い雰囲気で録ったが、悲しい感じではなく、それまでの全てをひっくり返すようにしたいということで、今の形に落ち着いた。

 

さよならを教えて

 

今日は新年最初のライブで純ちゃんが観られて、幸せをいっぱい貰った!!おおくぼさんとの掛け合いも本当に楽しいし、曲も全部カッコいいので、今年もこのユニットで定期的にライブやって欲しいなーと思いました。

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2018.12.27 神聖かまってちゃん セトリファン投票ワンマン@LIQUIDROOM

今日のライブは事前にネットでファン投票を行なって上位19曲をやるという実験的なもの。「聖マリア記念病院」「レッツゴー武道館っ!☆」「たんぽぽ」「黒いたまご」「建物んちの君」に投票したが、結果がどうなるか全く読めずワクワクして臨んだ。定番の「夢のENDはいつも目覚まし」でメンバーが登場。

 

1.美ちなる方へ

イントロが流れると一気にテンションが上がる。自分が毎日毎日かまってちゃんを聴きながら過ごした高校時代は、辛いことも多かったけど、やっぱり身体に曲が染み付いているんだなと実感した。

 

mono君のMCが今日は一段と何言ってるか分からないといういじりから、の子がmonoのMCはロボットみたいにリハ通りだと暴露。あとみさこのことをライブ中にの子が「女」って呼ぶことがあるけど、これはの子が何かを意図してるんじゃなくて自然と出ちゃうだけというフォローを何故かみさこがしていた笑

 

2.死にたい季節

季節の変わり目に鬱になる自分にとってのバイブルのような曲。最初の二曲だけでファン投票すげー!という気持ちになる。

 

3.天文学的なその数から

4.コタツから眺める世界地図

5.os宇宙人

6.夕暮れメモライザ

 

7.レッツゴー武道館っ!☆

「俺はこの曲はやりたくないんだよ!」と吐き捨てるように言ってレッツゴー武道館!!何度となく聴きまくった曲。もはやタイトルがどうとか関係なくただ好きだから仕方ない笑 

 

8.オルゴールの魔法

9.聖マリア記念病院

ホーリーからのホーリーで聖マリ!!個人的に神聖かまってちゃんの曲の中でも一番「神聖」な感じがすると思ってる曲。そして生で聴いて数年前に一度だけライブで聞いたことがあるのを思い出した。歌詞の意味もよく分からないけど、とにかく幸せな気分になる。

 

10.夜空の虫とどこまでも

まだまだホーリーな曲が続く。高校生の時に同じリキッドルームで初めて生で聴いて本当に衝撃を受けた曲。神聖かまってちゃんのライブの真髄はこの曲にあるといっても過言ではないと思う。

 

11.イマドキの子

実はあまり聴いていなかった時代の曲。改めて聴きこもうと思った。

 

12.フロントメモリー

13.るるちゃんの自殺配信

これも存在自体は知っていたけど聴いたことなかった曲。聖マリやこの曲は発表してないのに順位高いから出さなきゃな、って感じのことを言ってた気がする。でもこの曲を聴いて、の子の才能は永遠に枯れないんだなと確信した!単調なんだけどどこか歪ですごく心に残るメロディ。

 

14.友達なんていらない死ね

15.ズッ友

最高。切なくなるけど大好きな曲。多分人気あるだろうと思って投票はしなかったけど聴けて良かった。

 

16.マイスリー全部ゆめ

最後、みさことちばぎんは早めにはけちゃっての子のギターとmonoのピアノだけが響き渡って、二人ともスッとはけたのが凄く綺麗でかっこよかった。

 

enc1.ぺんてる

なぜか尾崎豊の曲を歌いながら登場。そして白シャツにジーンズという格好に着替えたの子に「服装も尾崎っぽい!」といじるみさこ。自分で歌い出したのに「尾崎なんて昔の歌手どうでもいいんだよ!」と言うの子も相変わらずで面白かった笑

 

enc2.日々カルチャア

 

リキッドルームなんか壊しちまえっていつも言ってるだろ!!2020年にオリンピックあるからここも潰れろ!」と悪態を吐くの子。ただ「壊せ!」って言った後に「でも暴力はダメだぞ」とちゃんとフォローするのがすごく可愛かった。

 

enc3.ロックンロールは鳴り止まないっ

やっぱりこの曲がないと締まらない。そして嬉しそうに観客を煽るの子を見ていると自然と笑顔になる。歌い終わると何故かドラえもんを歌うように観客に指示してはけるの子。

 

enc4.バグったのーみそ

まさかのWアンコール!!そして今度こそ最後の曲で、この曲を最後にやるのは初めてと言ってバグったのーみそ!完全に想定外だったけど、かまってちゃんの鬱な世界が体現されてるようなカオスで素晴らしい盛り上がりだった。そして最後のダイブではもう一番後ろくらいまでの子が運ばれていった笑笑

曲が終わってからもずっと喋るのを止めないの子をいつも通り肩車で連れてこうとするちばぎん。それを「降ろせ!」と制止して再びマイクに向かうの子。また一悶着あるのかと思いきや、笑顔で「あんがとさん」と一言。カッコよすぎか!!そして再びちばぎんに連れられて今度こそ退場。

 

クイックジャパン神聖かまってちゃん特集で麒麟の川島が「このまま変わらないで欲しい」みたいなことを書いていた。当時は変わるわけないじゃんと読み流してたけど、確かにの子は変わってしまい、数年前の自分はその変化について行けなかった。でも、無理に変わらないように足掻いていた頃のハラハラするライブよりも、今の神聖かまってちゃんはすごく自然体で愛おしかった。

今日は途中での子が「お前ら俺と何年の付き合いなんだよ!!」とも言っていたが、とっくに変化を受け入れて、大人になっていた神聖かまってちゃんと共に、ようやくそのことに気付いた自分も少しは大人になったのかなと思った一日だった。

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2018.12.19 サニーデイ・サービスの世界@LIQUIDROOM

今年の9月に行った人生初のフェスBAYCAMP。そのトリを飾ったのがサニーデイサービスだった。以前に何となく『東京』をレンタルして聴いていたのでバンドの存在自体は知っていたが、このライブを機に最新の曲まで聴き漁ってあっという間にハマってしまい、それから毎日のように聴いていたので待ちに待ったライブといった感じだった。

LIQUIDROOMは以前から何度か来ているが毎回道に迷う。最寄りの恵比寿駅の西口から出てまっすぐじゃなく右に曲がる必要があるのが原因だと思われる。もう迷わない自信はあるけど、多分またこんなことも忘れた頃にライブがあるんだろうなー。

今日は前から欲しかった『DANCE TO YOU』のLPのセカンドプレスを発売するというのを聞きつけて少し早めに到着。LP盤を無事ゲットして、DVDと新曲のCDも買ってしまった。近くのカフェで適当に時間を潰して入場。

 

話は変わるが、オールスタンディングのライブではドリンクをいつ引き換えるかという問題が発生する。ライブ前に引き換えたいのだけど、飲み終わったカップの処理とトイレが気になって後回しにし、ライブが終わると長い列に並ぶのが面倒になって、結局引き換えずに終わってしまう。そんなことを考えながら開演を待っていると暗闇の中にメンバーが登場し、歓声が上がった。

最初の曲のイントロが流れる。知らない曲だ。ただ曽我部さんの声はやはり耳に心地良い。その後の曲も「ロンドン」「お伽話」「忘れてしまおう」という単語が耳に残ったが知らない曲が続く。予習不足だったかなと少し不安がよぎったところで『さよなら!街の恋人たち』のイントロ!!やっと知ってる曲がきた!!

スピーディーに駆け抜けるような曲調と曽我部さんの声が相まって脳がとろけそうになる。例えるのが難しいけど、この感覚はサウナの後の水風呂にも似ている気がする笑 脳内麻薬が分泌されていく感じ。この心地良さがサニーデイサービスのライブの醍醐味なんじゃないだろうかと改めて思った。

その後も知らない曲を挟みつつ、懐かしい雰囲気が素晴らしい『東京』や個人的に一番好きな曲『あじさい』、『シルバースター』など怒涛のように続いていく(僕の知っている曲は有名なのか歓声が一段と大きかった気がする)。

そして本編の終わりは『若者たち』だったかと思う(記憶が曖昧だけど…)。メンバーの合唱が耳に馴染み、幸せな気分にさせられた。

アンコールでは新曲の『Christmas of Love』と『NOW』そして「やる?」という感じで『青春狂走曲』!!さすがの安定感で最高の盛り上がりだった!

 

終演後、早めに出られたせいかドリンクの列がそこまで長くない!ので並んでみる。LIQUIDROOMはZIMAの缶が選べるから好きだ。幸せな気分で帰宅。

今回はたぶん初期の曲メインの構成だったのではないかと思われ、知らない曲も多かったけど、サニーデイのライブを生で体感出来て良かった。来週もライブに行くつもりなので、セトリ発表されたら改めて復習として聴きまくろうと思う。

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