らいぶにっき

行ったライブの備忘録です。記憶を辿って書いてるので内容は正確ではないです。

2019.12.04 カネコアヤノ@赤坂BRITZ

開演時間から20分ほど経ってメンバーが登場する。今回のツアーグッズにあったアルバムのジャケ写真が背中についた黒のロンT、カネコさんの着てる服はそれに銀色の線が入った特別なバージョン。そしてメンバーみんなで舞台の真ん中に集まって円陣的なことをするんだけど、何ともダラッとした感じなのがカッコいい。「花ひらくまで」のイントロの音が鳴ってスタート。

ライブのカネコアヤノの表情が本当に好きだ。時おり顔をしかめたり、すごく嬉しそうにしたり、一つ一つの顔がとにかく魅力的で可愛い。今日のセトリは「かみつきたい」「布と皮膚」とアルバムの曲順通りに進んでいく。大好きな歌詞を目の前で歌われるとCDで聴き慣れたはずの表現にもいちいちドキッとするから不思議だ。曲間でちびっこが「アヤノちゃーん!」と呼ぶ声が聴こえてそれに応えるカネコさん。最高に和む。

「天使とスーパーカー」「カウボーイ」「春」とキラーチューンが続く。歌い方が激しくなるにつれて会場のボルテージもどんどん上がっていくのが伝わってくる。たぶん生で聴くのは初めての「Home Alone」や詞の雰囲気が大好きな「セゾン」も良かったな。

その後もアルバムの曲が続くんだけど特に印象に残ったのは「光の方へ」。リリースからずっと燦々のアルバムをヘビロテしてたのもあるけど、身体がとろけそうなくらいの幸せで満たされる。わざわざここに歌詞を書くのは恥ずかしいけど「隙間からこぼれ落ちないようにするのは苦しいね だから光の方へ」って部分。シンプルだけど真理だなと思うし、日々本当に救われている。

ここにきて本日初めてのMC。ゆるーくて、ぶっきらぼうで、それでいて愛を感じる。「名古屋は本当にごめんなさい。何でお詫びを言ったらいいか。」と言った後に「歌で返します。」と。でもこんなことを言うのは良くないかも知れないけど、本当ごめんと謝りながらもカネコさんちょっと笑ってて「てへぺろ」って感じで、変に恐縮してなかったのが、嘘がない人柄が伝わってくるようで可愛かった笑

その後の「恋しい日々」ではお客さんのテンションが格段に上がっているのが分かって、やっぱみんな大好きな曲なんだなと嬉しくなる。「冷たいレモンと炭酸のやつ」の部分を自然発生的にみんなで歌うのも一体感があって好きだ。

アンコール。盛り上がる会場に「みんないいねー」と上機嫌のカネコさん。そしてメンバー二人がジャンケンをした結果、アンコールは「アーケード」になったとのこと。CDよりも激しい歌い方が最高にカッコいい。そして前も書いたけど歌詞に何度も出てくる「太陽」とか「光」って日々を強く楽しく生きるうえで本当に大事な要素だよなぁと最近強く思う。そういえばカネコさんは今日のアンコールのMCでも「晴れましたね」と嬉しそうに話していた。そうやって些細なことを一つずつ掬い上げて、ちゃんと感動したり喜んだりできるのって素敵な力だ。今の自分にはまだ少し眩しすぎるかも知れないけど、もっともっとそんな風に光の方へ向かっていけたらいいなと思った。

 

◼︎セットリスト

01.花ひらくまで

02.かみつきたい

03.布と皮膚

04.天使とスーパーカー

05.カウボーイ

06.春

07.Home Alone

08.セゾン

09.リボンのてほどき

10.ごめんね

11.朝になって夢からさめて

12.車窓より

13.きみをしりたい

14.明け方

15.ごあいさつ

16.光の方へ

17.さよーならあなた

18.グレープフルーツ

19.ぼくら花束みたいに寄り添って

20.恋しい日々

21.愛のままを

22.燦々

en.アーケード